『植物は、ハチに効率よく花粉を運んでもらうため、カフェ・・・』

『植物は、ハチに効率よく花粉を運んでもらうため、カフェインとニコチンを巧みに使っている』<2017年9月3日(日)>
 「実はミツバチもカフェインが大好きだという」。『筆洗』(170903)は、ある研究を紹介する。「コーヒーノキやレモンなどは、花の蜜にカフェインを忍ばせている。それを吸ったミツバチは花の香りを覚える記憶力が倍増し、同じ香りを求め探し回るようになるという」。タバコのニコチンにも似た効果がある。そして「ニコチンとよく似た構造を持つネオニコチノイド系農薬が、ハチたちを薬物依存症にさせているかもしれぬという・・・・。欧米では、この種の農薬の規制が強化されつつあるが、わが国では使用が広がっていると聞く。働き手に、禁煙ではなく、喫煙を勧める。ミツバチたちが働かされているのは、そんな職場なのだ」。
 (JN) 私は、朝から晩まで、お茶やコーヒーを随分飲んでいる。中毒であろうか。コーヒーなどなければないである程度の我慢ができるが、やはり禁断症状が出てきて無性に飲みたくなるから、やはり中毒だろうか。そんなに働いていないが、自分も知らずに、薬物中毒で働きバチになっているのか。この植物がミツバチをやる気にさせるシステムは素晴らしいし、それは持ちつ持たれつであろう。日本がたばこを規制していないのは、労働強化のためとは思わぬが、商品経済の循環を刺激して労働者たちをやる気にさせているのか。エコロジーの循環とエコノミーの循環は、その流れに中のものを否応なしに巻き込んでいく。日々の労働の終了後の酒も薬物であり、薬物漬けである。今日は日曜日、仕事はないが朝のコーヒーから自室の片付けが始まった。愚かな労働者は、薬物の刺激と快楽に満足して日々を過ごしているのか。否、私たちは国の規制とは別に、各個人が自分をはじめ家族や仲間の健康を考えていかなければならないと思いませんか。