『まことのことばを知るためにこそ、わたしたちは・・・』

『まことのことばを知るためにこそ、わたしたちは語ること以上に、聴くことを学ばねばならない』<2018年7月14日(土)>
 福島県浪江町仮設住宅に住む福島大学を卒業したばかりの若者を『春秋』(180714)は紹介する。「何かを支援するわけではない。あいさつを交わし、問わず語りに耳を傾けた。・・・『どちらが助けられているのか分からない。本当の孫のように接していただいた』。・・・『ボランティアの目的は、ただそばにいること』。学生を指導した同大の鈴木典夫教授が教えてくれた。『まことのことばを知るためにこそ、わたしたちは語ること以上に、聴くことを学ばねばならない』。哲学者、鷲田清一さん・・・。週末を迎え、西日本豪雨の被災地に多くのボランティアが向かう。苦しむ人々からこぼれ落ちる言葉に、静かにうなずく。息の長い取り組みも必要であろう」。
 (JN) 残念だが、私たちは自然災害のリスクを皆持っている。その私たちは互いにできることを行っていかねばならない。その一つに傾聴がある。聴くと言うことは難しい。話をしてもらうにはどうすればいいのか。無言が続く場合もあろうか。一方的に話を聞いていると、どうしたって、自分のことを言いたくなる。また、私のような集中力のないものは飽きてしまう。また睡魔に襲われる。失礼なことになる。これはボランティア精神をしっかりと持ち、またノウハウをある程度心得ていなければならないか。そういえば、福島の被災地へ向かうボランティアの学生たちは、事前に傾聴の講義を受けていた。話を聴く、一緒に地域活動をする。一緒に歌っても良い。被災地の片づけはいつまでかかるか。それと並行してやることはある。ボランティアの皆さん、帰ってきたら、今度は我々に話をしてください。