『#歴史的演説?』

『#歴史的演説?』<2022年8月3日(水)>
 岸田文雄首相の核拡散防止条約(NPT)再検討会議での演説に『水や空(220803長崎新聞)』は思う▲「核兵器のない世界への道のりは一層厳しくなっている」、「長崎を『最後の被爆地』にしなければならない」、「全ての核兵器国の責任ある関与を求める」▲いくつも疑問が浮かんで消えない▲核兵器禁止条約には一言も言及しなかった。「志を同じくする世界中の皆さんと共に」-首相に問いたい。その国々がいま集う場所はどこなのか。「現実的な歩みを一歩ずつ」とも述べた。待っても待ってもその歩みが始まらないから禁止条約ができたのではなかったか▲「守護者としてNPTを守り抜く」-その決意は現状を固定化することを意味しないか。いつもの「橋渡し役」が消えたのはどう理解すればいいだろう。
 (私たちが)予想していた演説の趣旨であろう▲でも、一歩踏み出したと考えるべきなのか。いや、行ったことや言ったことで拍手をすることはできない▲核爆弾だけでなく、今起きている軍事衝突に立ち向かうべきである。一方の陣営の傘の下に入るのではなく、今こそ、中立平和を考えたい。
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*画像は、朝日新聞および日本経済新聞の8月2日の夕刊より。