『私たちが誰一人、もはやはぐれ者ではなくなるように、・・・』

『私たちが誰一人、もはやはぐれ者ではなくなるように、一緒に政治と統治をつくりかえることができる』

 「四十七年前、米国の女子大の卒業式のスピーチで、『私たちが挑むべきは、不可能にみえることを可能にする技としての政治の実践です』と言ったヒラリー・クリントンさん。「筆洗」(東京新聞/16/7/30)はこの対抗馬となったバーニー・サンダースさんの影響を語る。「大多数のアメリカ人は今日、はぐれ者なのだ」。「私たちが誰一人、もはやはぐれ者ではなくなるように、一緒に政治と統治をつくりかえることができる」。「サンダースさんは大統領選では敗れた。しかし、『はぐれ者』旋風は米国のみならず世界に、新風を吹き込んだようである。」

 「立候補はデジャヴの繰り返し」であったが、無所属でありながら、人を引き寄せてきたバーニー・サンダースさん。彼の信念、その「真面目すぎる」行動が人を引き付けるのか。彼は言う「アメリカ人が草の根から進歩的政治に結集しゅるならば、それはきっと大きく広がり、やがて合衆国を、かつてのような偉大な社会につくりかえるだろう」と。今度、彼は何を始めるのであろうか。一方で、東京都民は、首都を偉大な社会にできるであろうか。(JN)