『削り氷にあまづら入れて新しき鋺に入れたる』

『削り氷にあまづら入れて新しき鋺に入れたる』

 いよいよ暑い8月がやってくる。暑さ凌ぎにはかき氷である。そのかき氷について、「春秋」(日経/16/7/31)は、清少納言の「枕草子」からかき氷好きの日本人、そのDNAが現在にもと。「世のあれこれを映す一杯。ともあれ喉に滑らせて8月に向かう」と。

 8月が目の前となった。8月は暑い、いろんな意味で暑いし、熱い。炎天下の暑さの中、1945年に心篤くなり、甲子園に熱が入り、上期の仕上げに熱が上がる。そして、自分の時間に熱くなる。まとまった自分の時間を如何にするか、今熱くなっている。何をすべきか、それに家族との時間も必要だ。みんなで温泉に行きたい。しかし、子供たちは忙しく、調整が難しい。熱くなるこの心と体を冷やしてくれるのは、かき氷か。先週の日曜日に炎天下で食べた。最近、冷たいものに反応が早くなったお腹ではあるが、これが一番であろうか。8月はかき氷を幾ついただくであろうか。(JN)