『京大は、入試で時計全般を禁じる』

『京大は、入試で時計全般を禁じる』
 「春秋」(日経/2015/12/12付)は、京大の入試での時計持ち込み禁止を思う。「試験の不正自体はいつの世にも珍しくあるまい。ただ驚くのは昨今の『技術進歩』だ」と。そして、「個人での時計使用を認めぬかわりに、すべての試験会場に電波時計を設置するらしい。その費用しめて1000万円。これだけでも大変だが、もし眼鏡型の端末なんぞが普及したらどうするのだろう」と。
 いよいよ、入試のシーズンがやってくる。まずは、大学入試センター試験。そして、それぞれの大学の試験が進んでゆく。この一発試験を失敗するわけにはいかない。そこで、カンニング? 半世紀前に夢見た情報発信可能の腕時計が現実となった。従って、腕時計の着用が禁止とは、なんだか情けない。京大なら、カンニングなど関係ないような出題ができないのかと言いたい。今後は、このカンニングな能力と出題者との闘いになるのか、それとも、銭湯にでも入るように、試験会場に入るようになるのではないか。(JN)