『庶民教育を支えた寺子屋、家庭の経済力に応じて・・・・・』

『庶民教育を支えた寺子屋、家庭の経済力に応じて・・・・・』
 江戸時代の寺子屋は「家庭の経済力に応じて謝礼を受け取ることも多かった」ことなどを、毎日新聞「余録」(2015年08月25日)は例に挙げ「民間共助は今も昔もだが、ひとり親世帯の支援で、公助の役割はやはり大きい。不十分と指摘される児童扶養手当などの拡充に、国も本腰を入れてもらいたい」と希望を示している。
 子どもたちの学修支援だけではなく、地域の者たちが自分たちの将来のために協力し合う。少数弱者を仲間として支援し、協力者に引き入れる。自分たちの地域に住む者の相互の協力で、自分たちを守る。このような精神であれば、夜中に街中でふらふらしている子供たちを放っておけない。子供たちも、鬱陶しいと思いながらも、自分たちの地域を大事に思う。言うは容易い、都合良すぎる話だが、私たちの過去に有った素晴らしい共同社会精神の財産を復活させよう。「春秋」は国への期待を示しているが、私たちは、お国の掛け声ではなく、自分たちの財産は、自分たちで守り育てる。それを地域の市民が行政や大学などの財産を活用しよう。自分たちの地域に国の力で何かを持ってきて、地域活性をしようとなどを考えてはならない。(JN)