『十三番さん』が、『じいさん、ばあさん』と聞こえた

『十三番さん』が、『じいさん、ばあさん』と聞こえた
 「東北地方の温泉宿に泊まった夫婦が散歩に出る際、玄関で番頭が『じいさん、ばあさん、お出かけ』と。言われた方は『ひどいではないか』と。否、夫婦の部屋番号が十三番、『十三番さん』と言っていたのだが、『じいさん、ばあさん』と聞こえた」(東京新聞「筆洗」2015年6月16日より)。御国が変われば言葉も変わる。東京に行けば、標準語で話す。バイリンガルな日本人は、多く存在する。「共通語で話していた相手が同郷だと分かった途端、方言で話しだすということがよくある。われわれは状況や相手によって共通語と方言を上手に使い分けているようなのだ」(同「筆洗」)。日本人は、器用に言葉を使分けてコミュニケーションができるのに、なぜ、海外の人たちとのコミュニケーションがはうまくいかないのであろうか。アクティブに活躍する日本人を増やすためには、何をしなければならないか。世間は、一方向授業からアクティブラーニングに変えよと言うがそれを指導する教員はどうなのであろうか。それは、臆せずコミュニケーションできる大阪のおばちゃん力ではないか。学校は、大阪のおばちゃんを講師に迎えて、授業をやっては如何か。そうすれば、また、タレント知事が日本中に生まれるというおもしろい状況も生み出すかもしれないが。