「NPO業界」の経営幹部を募り、関心のある会員70人が耳を傾けた

(日経「春秋」2013/11/25付) 管理職やグローバル人材に絞った転職支援サービス会社、会員の平均年収もサラリーマンとしては高い様子。この支援会社がある「NPO業界」の経営幹部を募る催しを開き、関心のある会員70人が耳を傾けた。募集する3団体は途上国の飢餓解消や、問題を抱えた生徒を指導する教師の支援などに取り組んでいる。米国では高学歴で挑戦の好きな若者が、あえて社会問題の解決を掲げるNPOに就職する動きが目立つという。難しい現場での経験を買い、企業が幹部候補生として迎え入れ始めた。そうした背景が重なったようだ。日本政策金融公庫では昨年度のNPO法人向け融資が件数、金額とも過去最高になったそうだ。ネットの普及が個人や小さな団体の情報の収集と発信を助ける。米国の今に日本の未来が見えるという法則は、こうした分野でも当てはまるのかもしれない。
(JN) 意欲ある学生たちは、外に出て、或いは海外に出て、困っている人々に対する支援活動を行っている。その考え方とパワーはどこにあるのか。彼らは自分だけの幸せはないと考えるのであろう。箱庭に納まってしまう日本人、如何に少しでワイルドになれるか。それぞれに能力ある者、それぞれにリスクにトライしてもらいた。せめて、学生時代で良いから、安定を求めず、自分の意志の力を試してみよう。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO63081030V21C13A1MM8000/