待っているだけでは地方はじり貧になる

  • (日経/春秋/2012/5/16付)高知空港、着物姿の尾崎正直知事が後ろに若い女性を乗せ、グレゴリー・ペックさながらスクーターにまたがるポスター。観光キャンペーン「リョーマの休日」。高知は坂本龍馬づくし。弱みを売りにしてPRするのがはやり。「日本で47番目に有名な県」という島根県のカレンダーが売れたし、「おしい!広島県」という動画も話題だ。東京ではアンテナ店の開店が相次ぐ。銀座や日本橋など都内にある店は過去最高の53店にのぼる。新潟県は表参道のアンテナ店に地元企業への就職を紹介する窓口を設けている。首都圏の大学に通う新潟出身の学生にUターンを促すためだ。待っているだけでは地方はじり貧になる。観光客にも、うまい物好きにも若者にも、まず振り向いてもらうことから始めるということか。

=>(JN)新幹線、高速道路、空港などの整備、何をやっても東京へ集中していく。どうすればよいのか。人は子供から始まる。まずは子供から若者までの人口を増やすことを積極的に行うべきであろう。皆でうまいものを食べよう。うまいものはその地域で食べるからうまい。郷土へ戻ろう。
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE6E3E6E4E2EBE3E2E3E4E2E7E0E2E3E09F9FEAE2E2E2;n=96948D819A938D96E08D8D8D8D8D