専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう

  • (日経/春秋)4月26日は歴史的な判決が下った日として後世に伝えられるのではないか。リベリアのチャールズ・テーラー元大統領に対する有罪判決だ。在任中の行為が戦争犯罪とみなされた。1990年代の同国の内戦に際し、隣国の大統領だったテーラー被告は反政府勢力を支援した。国家元首経験者が在任中の行為によって国際法廷で有罪になったのは、ナチを裁いたニュルンベルク裁判以来という。ほぼ66年ぶりだ。「世界中の独裁者たちへの警告だ」。日本はどんな役割を果たせるだろうか。明日で65歳になる憲法の一節を改めて紹介したい。「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう」(12・5・2)=>(JN)これは国だけでの問題はない。権力を持った者たちが独善的に振る舞うこと、それを利用してその周辺の者が弱者を圧制することは、許されるべきことではない。

http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE6E3E2E2E5E0E4E2E2E0E2E7E0E2E3E09F9FEAE2E2E2;n=96948D819A938D96E08D8D8D8D8D