大学は人のつながりを促し、地域と共にある 240519

 広島大学創立150年に『天風録(240517中國新聞)』は思う▲社会学者の吉見俊哉さん「大学は、人と人、人と知識の出会いを持続的に媒介する」と。先週末、湘南海岸、40~60代の広島大OB3人が海沿いの道を自転車で▲関東在住の卒業生でつくるサイクリング部の初の活動。40キロ走った後の食事会は人数が増え、自己紹介もそこそこに3時間近く談笑▲大学は年の差を超えて人を結ぶ器かもしれない。広島大が、前身校の創立から150年▲広島大も、折り返しの75年前は苦労した。新制大学としての開学資金の3分の1は広島県費、残りは寄付や宝くじ販売で何とか賄った▲どの大学も近年は国主導の改革にせかされているように見える。人のつながりを促し、地域と共にあるという原点は守り続けてほしい。
 (私は)思う。あの知的資源と若い人材を地域は活用すべきである。たった4年の仲間だがずっと続く付き合い。そして、大学卒業後の人生、忘れていた大学を40年ほど経つと思い出すキャンパス。人をつなげているのか。この関係を大事にしたい。大学は死んではならない。さて、私はこれから大学同窓会の総会に向かう。