『#民主主義って?』

『#民主主義って?』<2022年10月12日(水)>
 若者の投票率に『滴一滴(221007山陽新聞)』は思う▼選挙のたびに注目されるのが投票率。特に低いのが若者だ▼9月の岡山県議会でも、議員から高校で期日前投票を行うことも提案された。そうした利便性向上も必要だ。他にも変えるべきことはありそうだ▼投票率の高さで知られる北欧フィンランドの小学校では各クラスから選ばれた子どもたちが話し合い、学校の環境改善や行事、給食メニューについて学校に提案▼自治体も予算をつけ、提案を実現させている。何かを変えられると実感し、将来の政治参加につながる▼日本の子どもたち、どんなに理不尽でも、校則に従うよう求められてきた。子どもたち主体で見直しが進めば、それこそ貴重な主権者教育の機会になる▼政治学者の宇野重規さんは「そもそも民主主義ってなんですか?」で、民主主義とは「自分たちの問題を自分たちで解決しようとすること」だと述べている。
 (私たちは)行動することにより何かが変化することの実感、それによって意欲が膨らんでいく。そのためには、話し合いの場があり、そこで個々に意見が述べられる場づくりを大人が準備しなければならない▼そして、その総意が何かしら活かされることである。そんな体験が欲しい▼そのためには、校則を含めて、世間の在り方に疑問を持ってほしい。そういう考えが日本にはあまり育っていないのではないか。大人も育たねばならない。
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