身体や心に痛手を負い涙する子どもたちの姿は、もうたくさんだ 240413

 講演したウクライナのコルスンスキー駐日大使の「子どもたちの勇気を見ると、私たちは諦めることはできない。必ず勝ってみせる」とのことばに『明窓(240412山陰中央新報)』は思う。ロシアの侵攻開始から2年が過ぎ「支援疲れ」も指摘される。戦闘終結に向けた和平交渉も選択肢の一つだろう。ただ、ロシアによる侵攻で多数の民間人が殺害され続けている現状を踏まえ、大使は「このような相手とは交渉できない」と訴えた。ここに来てウクライナ南部でロシアが占拠している欧州最大のザポロジエ原発への無人機攻撃を巡り、両国が非難合戦を繰り広げている。身体や心に痛手を負い涙する子どもたちの姿は、もうたくさんだ。
 (私は)思う。ロシアの独裁者は、なぜ、友人となろうとせず敵になろうとするのか。脅せば、言いなりになると考えたのか。なぜ、大事な国民を犠牲にして、この戦争を続けなければならないのか。まだウクライナでの戦いは続き、民間人の犠牲は免れない。第三国は油を注ぎ火を広げるのではなく、この火を止める支援ができないのか。

*画像は2024年4月12日の山陰中央新報デジタルより