『#最初に話し合いを提案してくるやつは』

『#最初に話し合いを提案してくるやつは』<2023年2月26日(日)>
 中国がロシアとウクライナの停戦に向けて仲介役となる意向を突然示したことに、『筆洗(230226)』は米映画『ゴッドファーザー』の名場面を思う▼「最初に話し合いを提案してくるやつは誰であれ、裏切り者だ。それを忘れるな」▼ドン・コルレオーネの助言を忘れなかった息子マイケルは身内のテッシオこそが裏切り者と気づき、難を逃れる▼ロシアのウクライナ侵攻から一年。中国が、双方に停戦を求め、そのために建設的な役割を果たすと意気込む▼中ロの緊密な関係で、中国が裏でロシアに武器を提供する準備をしているとも伝わる▼ウクライナのゼレンスキー大統領は中国の動きに「和平案は当事国が作るべきだ」。あまり気乗りしていないところを見ると、あの映画のファンなのかもしれぬ。
 (私が)劇場で『ゴッドファーザー』をみたのはいつであったろうか。「Ⅱ」を先ずみた。脅し、裏切り、暴力。現実とは思えぬマフィアの世界、その当時の世界の政治やその延長の戦争がそうであったろうか▼それがまだ、21世紀にも起きている。いつになったら、本当に話し合いの機会をつくる政治家が現れるのだろうか。
#中国,#ゴッドファーザー,#話し合い,#停戦,#和平案