新聞をヨム日 240406

 けさの新聞は皆さんにどんなふうに読んでいただけるのだろうと『水や空(240406長崎新聞)』▲書かれている内容を完全に理解するのは〈読みこなす〉、細かい点に注意せず、ざっと読むのは〈読み流す〉。途中でやめるのは〈読みさす〉で、読んでいるという心の張り合いは〈読み応え〉▲昨日の紙面に特集記事。「出どころの確かな情報」「知らない言葉や違う世界を知る教科書」とタレントの横沢夏子さん。ミュージシャンの水野良樹さんは「読者のために丹念な取材を」と▲「ニュースをいち早く報道する使命をいったん留保し、徹底的に掘り下げる記事を」は霊長類学者、山極寿一さん▲紙のニュース媒体の先行きは…と考えずにはいられないネット全盛の昨今▲生き残りへの決意に背すじを伸ばす。
 (私は)思う。新聞を読むという作業は、読ませる方も読むほうも、読む力が必要だ。読ませる方、読んでもらわねばならないので、引きつけそして途中で逃げ出さないようにしなければならない。読むほうは、新聞記事すべてとお付き合いはできないので、いかにしてどの記事とお付き合いをするか、またその関係を読み込んでいくか。
*画像は2024年4月5日の朝日新聞より。