蛇口をひねれば出てくる水に感謝 240125

 県都から眺める吾妻連峰の山々の雪化粧が進んでいないことに『編集日記(240123福島民友)』は思う▼福島地方気象台によると、県内各地の積雪量は少なく、豪雪地帯の只見町でさえ20センチ足らず。例年、春になれば山から大量の雪解け水がダムに流れ込み、生活用水や農業用水になるだけに気がかりだ▼昨年夏も県南地方では少雨で農業用ダムの水が枯渇し、一部の田んぼに供給できなかった。県内のダムは現在、通常の貯水量を確保しているものの、このまま雪が少ないとなると、農繁期が心配になる▼能登半島地震の被災地では断水が続き、多くの住民らが不便を強いられている。蛇口をひねれば出てくる水に感謝し、節水を実践していきたい。
 (私たちが)毎日、使っている水、これはいつ何時、ストイップするかわからない。いま、能登では地震により水道がストップした。また自然に溜まっている水源の水は大丈夫なのだろうか▼気候の温暖化は今後、どのように影響してくるのだろうか。自然との付き合いを大切にしないと、水は我々の前から消えて行くのではないか。