ごみ処理は行政の大切な仕事であり、従事者に感謝したい 240111

 年末年始はごみ収集が休みだったため、家中ごみ袋であふれてしまった。収集業務が再開され、ごみ袋が片付きホッと『国原譜(240111奈良新聞)』。日ごろは家事の中で掃除が一番嫌い。散らかっているのを批判されると「料理して勲章をもらった人は多いが、掃除して勲章をもらった人はいない」と開き直っていた。しかし、それはおそらく間違っているだろう。表立って賞賛されないゆえに尊い。中学時代の掃除、さぼり気味のわれわれと違って熱心に黙々と作業する女子がいた。当時は「何の得にもならないのに」と。が、今振り返ると、学業成績が抜群な生徒より、スポーツ万能の子より、あの地味な子が一番立派だったのではと思えてくる。歳を重ねるにつれて、しみじみと。
 (私は)学生時代に東京都の清掃局のアルバイトをお盆と年末年始にした経験がある。半世紀ほど前であったが、毎日、こんなにもごみが出るものかと、早朝の新宿をまわっていた。いまはもっとごみが多いのであろう。掃除当番も思えば、さぼっていた方だろう。「PERFECT DAYS」とはいかないくとも、自分の部屋ぐらいは掃除せねば。