運送会社の負担軽減に協力を 231226

 「送料無料」の表示に『滴一滴(231225山陽新聞)』は思う▼運送業を疲弊させると問題になっている。通販業界では送料無料とすると、売り上げが1・5倍に伸びるとされる▼他方、運送業界は輸送にコストがかからないという誤った認識を植え付ける。「苦労して再配達までしているのに無料と言われるとやり切れない」「業界が軽んじられ、仕事に選ぶ人がいなくなる」と訴える。消費者庁は、通販業界に「送料当社負担」といった表示に改めるよう求めた▼消費者も意識を変える必要がある。なるべくまとめ買いをしたり、指定した配送日時に外出しないようにしたりして、運送会社の負担軽減に協力したい▼年末のドライバーは忙しい。荷物を受け取る際には、できれば「ありがとう」の一言も。
 (私は)この送料無料に疑いを持ちながらも、その誘惑に駆られて注文をしてしまう。特に、○月○日までなら、クーポン券で送料無料などとメールが飛んでくると、無駄買いをしてしまう▼でもどうなの? この負担はどこが受けているの? 輸送こそ通販の命である。無料であるわけがない。とにかく、運送業者の方々には本当に感謝である。日々、「ありがとう」である。