生活の足となるバスが 230922

 バスが減便や路線廃止を『滴一滴(230920山陽新聞)』は思う▼大きな理由がバスの運転手不足だ▼さらに驚きのニュース、大阪府富田林市などで運行する金剛バスが、12月にバス事業を廃止すると▼影響は意外なところに。函館市は、児童がプールのある学校に移動するバスの運転手が確保できず、全ての市立小のプール授業を中止▼岡山市ではバス路線維持に、対策として市は、旅客輸送に必要な2種免許の取得費用を補助する補正予算案を9月定例市議会に提案▼「過疎地では取得しやすい1種免許で運行可能に」「外国人運転手の登用を」―。早く手を打たねば、地域交通の崩壊が避けられないのは確かだろう。
 (私たちは)一度離れたところにまた戻って来ることは難しいのか。働き方改革の影響か。日本に住む者が高齢化し、労働する年齢層の人数が減少か▼バスの運転はもうコンピュータに任す時になるのだろうか。人口構成は変化し、労働は変化する。「ブレードランナー」のようにレプリカントが活躍する時代が来るだろうか。それでもバス停はそのままだろうか。