戻りつつある日常だが、こづかいが戻って来ない 231220

 感染状況が落ち着いてきた今年、暮らしに『滴一滴(23年12月18山陽新聞)』は思う▼暮らしはどう変わったか。岡山市民のお金の使い方から探ってみた▼コロナ前の2019年と比べて、今年は「宿泊料」の支出が4割以上増えている▼一時は2割ほど減っていた被服費も、今年はコロナ前を5%近く上回っている▼ゲームソフトや園芸用品が引き続き堅調で、以前より支出が増えている。感染リスクの低い手軽なレジャーとして注目された自転車は今年、減少に転じた▼一方、コロナ禍で落ち込み、元に戻っていないのが「こづかい」だ。19年より3割も減っている▼地方経済を活性化させるためにも大幅な引き上げが求められる―。力を込めて訴えたいところだが、家庭内で共感を得られるかどうか。
 (私たちの)おこづかいは何処へ行ってしまったのか。もうこの先、増えることはないのか。給与が上がりこづかいが増えたとしても、その実質おこづかいは目減りして行くのだろうか。一般大衆には裏金作りもできない。政治家の皆さんよ、国民のお小遣いを増やす政策を真剣に作ってよ。