停電や通信障害への備え 231120

 電子化が進む支払いシステムに『談話室(231119山形新聞)』は思う▼散歩の途中に立ち寄ったコンビニエンスストアで、支払いを済ませた後にハッとした。「〇〇ペイ」で払ったのだが、現金を持たずに買い物をしていたことに気付いたのだ▼小舟で流れを下った後に救命胴衣を着けていなかったことを知った感じか▼今月11日、クレジットカードの決済システムの障害によって全国で支払いができない事態が発生した。決済できなかった取引は数十万件に上る。便利さには思わぬ落とし穴が付き物ということ▼システム上の問題に限らず停電や通信障害で支払いができなくなることもある。キャッシュレス決済の危機管理として現金を携える。矛盾しているかもしれないが、安心は得られる。
 (私たちは)電気が止まったら何もできない。金融システムだけの問題ではなく、多くの生活のエネルギーが電気である▼食事の準備、照明、冷暖房、パソコン、通勤列車、自動販売機、レジシステム、テレビ、音響機器等々。様々な災害の可能性がある日本、もしもを考え、現金だけでなく、対策を日々考えねばならない。さて電気どうする。