日本の食文化を支える存在 2301001

 10月1日の「醤油の日」に『雷鳴抄(231001下野新聞)』は思う▼都内の「しょうゆ情報センター」によると、沖縄県を除く全国に醸造メーカーがある。1955年に6千社だったが、今は6分の1まで減少。後継者難やコロナ禍などで毎年30社ほど減っいる▼先日、マルシチブランドのしょうゆなどを製造する日光市の工場の閉鎖が伝えられた▼その中で樋山昌一商店は最近、屋号を「日光醤油のろばたづけ」に変更し、「二段仕込み製法」のしょうゆを自社事業の前面に出している▼しょうゆ業界は10月1日を「醤油の日」に制定し、出前授業や工場見学などで食育に取り組んでいる。業界の苦境は続くが、日本の食文化を支える存在であり続けている。
 (私は)昨日と今日、醤油を使ったか。昨夜は居酒屋で冷奴に醤油。朝は野菜サラダにポン酢?油。昼食は醤油味のうどん。醤油は我が食生活であろうか▼でも世の中は洋風化して、醤油を使うことが少なくなり、また中小の企業は経営を維持できなくなっているのか▼日本での醤油の消費は減少を続けているが、食生活に欠かせない。企業の寡占化は進み、その中で、各地の味がどのように残って行くのであろうか。