花粉症対策 230930

 「もはやわが国の社会問題」、『雷鳴抄(230930下野新聞)』花粉症を思う▼政府は5月の関係閣僚会議で、30年後にスギ花粉発生量半減を目指す新たな花粉症対策を決めた▼国内で初めて報告されたのは1964年。「栃木県日光地方におけるスギ花粉症の発見」と題した論文だった▼戦後の植林政策が背景の一つとされるスギ花粉症。小塩教授は、著書「花粉症と人類」で「庶民やその周囲の環境を置き去りにして経済成長を追い求めたことに対する警告」に思えると記した▼花粉が自然の発するメッセージならば謙虚に受け止めたい。ただ、くしゃみ、鼻水、目のかゆみの三重苦は、やはりつらい。
 (私は)先週より、また花粉症の症状が出ている。スギだけではなく、様々な花粉に反応する。季節の変わり目、目がショボショボ、鼻がグジュグジュ、悲しい。せっかく、マスクとお別れしていたのに、また着けねばならないか▼とりあえず、点眼をしている。大事な自然現象、秋はじっと我慢だが、春は早くスギの花粉対策を何とかしてもらいたい。