「戦争を起こさないこと」は 230923

 「国際平和デー」(9月21日)に『余録(230921)』は思う▲パスカルの言葉、今、かみしめたいのが「力のない正義は無力であり、正義のない力は圧制的である」の一句。「正義と力」の両立が重要だと▲つまるところ人々は平和実現のために「正義を強くする」のではなく「力を正当化した」と▲世界では力が威勢を示す。民主主義が徐々に後退し、専制主義がじわりと広がる▲武力による平和か、対話による平和か。格言によれば、二つをどう統合するかがカギだ▲「戦争を起こさないこと」は政治家の究極的な使命。戦争のない世界を想像し、政治が何を率先して行うか。とりわけトップリーダーの責任は重い。
 (私は)思う。人類の歴史は戦争の歴史だろうか。その合間に小さな平和があったか。対立を制するのは圧制力であった。今もそれが続いている▲話し合いというものは難しいのであろうか。なぜ対立するのか。生きて行くために相手を制する▲なぜ共存を選べないのか。所有の拡大は更なる拡大を促す。これを国連は止めねばならない。平和と正義を全ての人へ。

*画像は清瀬市図書館の展示より。