赤い鳥居をくぐり 230810

 夏休み、『談話室(230809山形新聞)』はラジオ体操を思う▼赤い鳥居をくぐり勢いよく駆け出す男の子に道端で出くわした。ラジオ体操を終え家に帰るのだろう。夏休みらしい光景に心が和んだ▼広く国民に知られたラジオ体操は1928年に「国民保健体操」の名称で始まった。体操の元五輪選手である遠山喜一郎らが「誰でもどこでもできる体操を」と考案した▼昔は夏休みの日課、最近は開催期間が短縮されている所もあるようだ。夜遅い時間に働く人に配慮し、音量を抑えるなど以前とは違った対応も求められる。とはいえ恒例行事に参加すれば夏の思い出になろう。朝のスタートの爽やかさは変わらない。
 (私は)夏休みのラジオ体操の想い出がない。神社でやっていたのだろうか。特に子供であるから、団体行動反対とかいうことではなく、地域とのつながりが薄かったのか。親も無関心であった▼それから四半世紀後、自分の子供はどうだったのだろうか。無関心の親で、記憶にない▼残念ながら「談話室」の思い「朝のスタートの爽やかさ」がわからない。但し、現在、自宅にいる時は9時55分から「みんなの体操」をやっている。爽やかだ。