『習うより慣れよ。一緒に投票に行くということが、・・・』

『習うより慣れよ。一緒に投票に行くということが、とても大切な主権者教育なのです』

 「公職選挙法が改められ、十八歳未満の子どもは共に投票所に入ることができるようになった」。その意味を「筆洗」(東京新聞/16/7/9)は伝える。「さいたま市の高校生を対象にした調査によると、小さいころ一緒に投票所に足を運んだ。ただそれだけの経験が思わぬ効果を上げるのだ」と。「埼玉大学社会調査研究センター長の松本正生さんは『習うより慣れよ。一緒に投票に行くということが、とても大切な主権者教育なのです』と語る。静かな投票所で、未来の有権者たちが見つめる中、鉛筆を走らせ、票を投じる。そんな情景が、国民の無関心にあぐらをかき続けるこの国の政治を大きく変えていくに違いない。」

 人が育って行く上で家庭環境は影響が大きい。自分はどうであったろうか。半世紀前のことの記憶は怪しいが、母と投票所へいった記憶はある。但し、外で待っていた。更に、国会議事堂の周りを行進したこともある。私は、20歳より投票は皆勤賞である。その候補者選びがきちんとできていたのかは別の話であるが、まずは文句を言うより投票をするというこうはできた。親に感謝したい。さて、今度は子供たちを投票所へ連れて行ったであろうか、約20年ほど前のことの方が覚えていない。でも、今でも、子どもたちが二十歳となり、できるだけ一緒に投票に行くという努力をしているので、多分、小さい頃には連れて行って風船をもらっていたのであろう。家族それぞれに候補者への考え方は違い、互いに干渉はしないが、この選挙への期待は持ち続けている。有権者たちよ、今そして未来を考え、一票を必ず投じよう。主権者であろう。そして、未来の有権者を育てるために、投票所での姿を子供たちに見せよう。(JN)