12万年ぶり! 230801

 「地球沸騰の時代」というグテレス国連事務総長の言葉に『余録(230801)』は思う▲米アリゾナ州では砂漠の巨大なサボテン「弁慶柱」が枯死。7月には都市部でも連日最高気温が43度を超えた▲南半球を含めた7月の世界の平均気温は約17度で観測史上最高▲日本各地でも35度以上の猛暑日が続く▲南米ペルー沖では海水温が高くなるエルニーニョ現象が4年ぶりに発生。日本は冷夏、暖冬になりやすいとされるが、これまでのラニーニャ現象の影響が残り、8月も暑い夏が続くという▲気候変動の影響は人類の経験を超えつつある。どう危険に備え、リスクを減らすか。新しい常識を構築していく必要にも迫られている。
 (私が)経験しているこの沸騰の時代は、なぜ起きているのか。二酸化炭素問題に発するのか。それとも、それとは関係なく、地球のサイクルの何かのか。いや、こういう時期もあるに過ぎないのか▲自然現象はわからないことだらけだが、とにかく暑さが続く以上、その対応をせねばならない。政府も企業も、昔の成功にしがみつかず、イノベーションだ。環境に関して積極的に取り組もう。