『#自由を願う』

『#自由を願う』<2023年7月5日(水)>
 iTunesで、香港のダウンロード回数10位までの9曲を同一曲が独占した曲を『滴一滴(230705山陽新聞)』は思う▼曲は2019年の反政府デモで歌われた「香港に再び栄光あれ」。人気で幾つもアレンジ版、政府が裁判所に歌唱や配信を全面禁止する命令を出すよう申請、購入者が雪崩を打った▼「国家安全維持法」の施行から3年▼この間、逮捕された人は250人を超す▼活動家、羅冠聡さんは警告。軍事力の一撃ではなく、100万回の微調整。一つ一つはほんのわずかな変化に過ぎず、異議を唱える必要などないかのように見える▼香港警察はおととい、羅さんら亡命中の8人を国安法違反の疑いで指名手配した。自由を願う冒頭の曲は、裁判所の審理が始まって間もなく聴けなくなった。
 (私)と私たち、個々の人々とは、国家とは何であろうか▼異議を唱えてはならない対象なのか。国家の指揮命令に従い歩みを進めるしかないのか。近隣国の国民の苦難を他人ごととして良いのか▼「一つ一つはほんのわずかな変化に過ぎず、異議を唱える必要などないかのように見える」という現象は起きていないか。皆並んで何処へ行く。
#香港 #iTunes #自由 #わずかな変化 #国家安全維持法