『#夢洲の行方』

『#夢洲の行方』<023年4月19日(水)>
 IRに『天声人語(230419)』は思う▼「日本はぜひ、カジノを解禁して欲しい。1億人の日本人は全員ギャンブル狂いなのに、競馬とパチンコしかできないのだから」▼大阪府のIR整備計画、年間来訪者は約2千万人で、うち外国人観光客は約3割と想定▼岸田首相が述べた「世界に発信する観光拠点」にしては、7割が国内客とは意外だ。1億人ギャンブラーではないが、不安になってくる▼「夢洲」という人工島の名も、金銭感覚を惑わす響のようだ▼冒頭の発言をしたジェームズ・パッカー氏は当時、カジノ運営企業の会長で、米歌手マライア・キャリー氏との婚約と破局でも話題になった。辞任後も、企業の資金洗浄疑惑などで調査されている。カジノの光には、影もつきまとうのか。
 (私たちは)ギャンブラーになるべきなのか? 一発当ててやるぞ! カジノも経済を揺るがす為替市場も、ギャンブルの世界▼楽しくもあり、破局も待っている。人生を潰すのは個人の自由かもしれないが、それはその個人だけでは済まない▼吸い上げられた資金は闇の中へ行くのか。闇は影の中では見えない。光を当てねばならないだろう。
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