『#子どもたちの声を絶やさずに』

『#子どもたちの声を絶やさずに』<2022年7月25日(月)>

 人口変動と高齢化に『金口木舌(220724琉球新報)』は思う。幼少期の夏休みは祖父母が住む今帰仁村で過ごした。海や山が近く、自然の中で遊んだ。地域のつながりも強く近所の大人が親類のような存在だった▼子育てをする立場になって、かつて過ごした環境の素晴らしさに気づいた▼10年間で小中学生が100万人近く減少した。都市に人口が集中し、過疎化が進む。少子化対策に加えて地方に人を呼ぶ施策も欠かせない▼最近は遠隔の仕事や授業が広がり、都市部にいなくても生活できる。子育て支援などが充実する自治体は県内にも多い。良さが全国に伝わってほしい▼子どもたちが駆け回る地域は活気がある。子どもたちの笑い声が各地に響くようになれば日本の未来はもっと明るくなる。
 (私の)田舎は高原にあり、夏休みはその半分以上をそこで過ごした▼広い縁側でトウモロコシを食べながら、富士山を眺める。畑でトマトを食べる▼お盆を過ぎれば秋、トンボが山から下りてくる。こちらが山へ登れば、チョウチョの畑に出会す。湿原地帯▼夜は真っ暗、星空だけの世界になる▼今はあの半世紀とは違うだろうが、子供たちに良い環境であることに変わりはないだろう。あの公園に子供たちが戻ってくるといいね。
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