『#舞台の裏』

『#舞台の裏』<2022年12月5日(月)>
 五輪に関わる不正に『滴一滴(221205山陽新聞)』は思う▼落語の「二番煎じ」では、見回りの役人は自分も風邪をひいているのだと。やむなく旦那の一人が一杯差し出すと、「結構な薬だ。もう一杯」―▼悪事に目をつぶるだけではなく、自らも積極的に関わるやからは現代にもいるのか。東京五輪パラリンピックのテスト大会▼酒を煎じ薬と強弁するような苦しい言い訳にも聞こえる▼五輪を呼び込んだ、あのスピーチについての駄じゃれを思い出す。落語家の立川談四楼さんの著書「もっとハゲしく声に出して笑える日本語」にあった▼「お・も・て・な・し」。表無し。つまり「う・ら・は・あ・り」―。スポーツの感動とは懸け離れた舞台「裏」の闇に、徹底した捜査のメスを。
 (私たちの)税金はどこへ?▼「おもてなし」で、カネが流れてくる。裏なのか、闇なのか。見えないところで、何をしているのか。表の連中は、悪事を働くか、踊らされて、仕事をしていないのか▼ボランティアの力で経費節減。それ以上のカネがどうなっているのやら?「かたなし」だ。
#五輪,#おもてなし,#うらはあり,#二番煎じ,#煎じ薬