『#ピアノの歴史』

『#ピアノの歴史』<2022年12月1日(木)>
 エピソードが残るピアノに『明窓(221201山陰中央新報9』は思う▼一昨日、島根県の三成小学校、グランドピアノが生き生きと曲を奏でだした▼三成地区は1945年4月18日、大火に襲われた。火の手が校舎に迫る中、ピアノは女性教員らによって運び出され、高台へ移されたという▼以降、81年に世代交代するまで第一線で活躍▼近隣にもエピソードが残るピアノがある。来島交流センターのグランドピアノは、町出身で3年前に110歳で亡くなった音楽指導者・戸田繁子さんが生家で使っていたもの。雲南市吉田町の町生涯学習交流館には、第21代田部長右衛門氏が子どもたちの育成を願い吉田小学校に贈った「丸いピアノ」▼歩んできた軌跡を思い浮かべ、じっと聞き入る児童の顔はどこか誇らしげだった。
 (私たちに)ピアノは身近な楽器。まさに学校の音楽室にあり、先生が奏でる音に合わせて子どもたちは歌った▼我が家には古いアップライトのピアノが静かにしている。調律もされず、たまに私がミミファソソファミレと。我が家の短い歴を思い出す。
#ピアノ,#小学校,#音楽室,#大火,#,エピソード