『#夏休みの主人公に』

『#夏休みの主人公に』<2022年8月2日(火)>
 日中の暑さ倍増「せみ時雨」、『春秋(220802)』は子供たちの夏休みに思う▼セミの幼虫は何年も土の中、泥だらけで地上にはい出す。成虫の寿命は1ヵ月ほど。「火の雨を浴びながら、背中の二枚のシンバルを鳴り響かせる」・・・・・(奥本大三郎訳「完訳ファーブル昆虫記」)▼小中学生の自由研究を応援する「自然科学観察コンクール」では昨年の応募が10年前よりも伸びた。コロナ禍でも子供の探求心が止まることはない▼原著「昆虫学的回想録」を「ファーブル昆虫記」と名づけて和訳したのはアナキスト大杉栄。獄中の中で読みはじめ「描写の詳密さ!」「文章の簡素雄渾さ!」に日常の不自由がすっかり晴れた。「第7波」には用心しよう。その上で思う存分太陽をあびて、夏休みの主人公になろうじゃないか。子供たち!
 (私は)ずっと休みだ。陽射しを存分にあびたら倒れちゃう▼でも、街から里へ。大人も自由研究に出たいが、この暑さ。とにかく暑い。涼しい早朝に出かけようか▼いや、早く起きられない。仕方ない、夕方に、帽子を被り、水筒とスマホをもってお出かけしよう。何かが発見できるかも。

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