『#JR再生の道筋』

『#JR再生の道筋』<2022年4月22日(金)>
 国鉄の分割民営化から35年の今月、『天風録(220420日中國新聞)』は赤字のJRを思う。JR西日本のホームページで社名ロゴは、「鉄」の字が微妙に違う。四国以外のJR各社は金へんに「失」ではなく「矢」▲赤字の旧国鉄が地域ごとに分割民営化された際、もう金を失いたくないと。「矢」は新幹線のスピード感に合うし。ただJR四国は新幹線と縁遠い▲今月、JR西日本がローカル17路線の30区間について初めて収支を公表。中には100円を稼ごうとして2万5千円の費用がかかる区間も▲さりとて鉄路は地域の公共財だ。JRは「廃線ありきではない」としつつ、地元の負担増を含めて協議に入りたい構え▲過疎が進むほどローカル線の維持が難しくなることは国も分かっていたはずだ。分割民営化を進めた責任も踏まえ、まずは国が路線再生の道筋を示してほしい。
 (私は)2006年4月25日の福知山線の事故が忘れられない。国の合理化政策、弱者切り捨ては、何を失ったろうか。安全確保はどうだったか。合理化としての国鉄の民営化は、過疎・ローカル線の切り捨てと労働組合潰しとなったのか。その後は改善がなされたのか。
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