『#犬を飼っている人なら』

『#犬を飼っている人なら』<2022年4月18日(月)>
 ポーランド国境を目指し老犬を肩で担ぐキーウからの避難者に『筆洗(220418)』は思う。▼一緒に連れていた老犬が疲労から歩けなくなってしまう。お父さんが肩に担いで歩いたそうだ。犬はジャーマンシェパード▼途中で見た車を止め、乗せてほしいと頼んだが、犬を理由に断られてしまう。犬とともに歩ききり、無事、ポーランドに入国した▼犬を飼っている人なら肩に担ぎ上げたお父さんの気持ちが分かるだろう。戦火の地に置き去りにはできまい▼日本にもウクライナから避難されてきた人がいらっしゃるが、せっかく連れてきた犬のことで思い煩っている方の話をニュースで聞いた▼日本の法律では犬は検査のためおよそ半年、検疫所で待機しなければならないそうで、その間、飼い主は犬に会えない。検疫所での費用もかかる。知恵はないものか。避難民を引き受ける以上、家族と離れる悲しみからも避難させてあげたい。
 (私たちは)何を大切にせねばならないのか。もちろん、人の心と身体を守ることが第一である。個人としては自分や家族の心身を守ることである。災害や戦争、その時、家族であるペットを守れるのか。守れない場合もあろうか。無事に一緒に脱出できたなら、その後も一緒に住みたい。どこまでできるだろうか。
#老犬
#家族
#日本の法律
#検疫所
#避難民
*画像はいわき市の犬の保護所(2012年の学生ボランティア)

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