『#チェックは難しい都市公共交通』

『#チェックは難しい都市公共交通』<2021年11月2日(火)>
 10月31日の京王線での殺傷事件に『余録(211102)』は思う。その昔、魔物が出たり、よく怪異があったりするといわれた場所がある▲昔の民話や怪異譚は現代では都市伝説と呼ばれる。そんな都市伝説には電車を舞台にしたものもある▲今日の走る密閉空間の本当の恐怖は、見知らぬ乗客が心の内に秘めるえたいの知れない悪意、歯止めのない攻撃性の魔にあろう▲ハロウィーンの夜、東京の京王線の特急車内で突然刃物を振るい、火を放った男は「バットマン」の悪役ジョーカーの扮装をしていた▲誰もが8月に小田急線で起こった刺傷事件を思い出したろう。容疑者は「小田急線の事件を参考にした」という▲コロナ禍この方、一つ車両に乗り合わせただけで運命共同体であることを痛感する当世電車事情である。
 (私たちは)まるで互いを信用しているように混雑する列車を我慢して乗っている。しかし、こういった事件が続くと、コロナ禍での神経質な行動に、さらに他人に敏感になってしまう。次は自分の列車で起きはしないか。こういった人と人との間の関係を私たちはどうすれば改善できるのか。
#京王線
#魔物
#見知らぬ
#ジョーカー
#小田急

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