#首相に何が起きたか

『#首相に何が起きたか』<2021年7月27日(火)>
 「黒い雨」による健康被害を巡り、原告側の訴えを認めた広島高裁の判決について、菅義偉首相が上告見送りを表明したことに『水や空(長崎新聞/210727)』は思う。裁判に負けた行政側が上訴の時に言う「上級審の判断を仰ぎたい」という決まり文句はとても冷たく聞こえる。そうした経過を幾度も見てきたから驚いている。裁判の直接の被告である広島県・市は判決の受け入れを望んでいた。だが、真の当事者である厚生労働省は23日の時点で、そんな両者に上告するよう要請している。首相に何が起きたか。上告しても勝ち目が薄いと悟ったか、敗訴を素直に受け入れることで支持率の上昇を狙ったか。はたまた、五輪の盛り上がりに水を差してはならない、と考えたか。真意の在りかは分からない。少し不可解でもある。ただ、間違いなく歓迎すべき結論ではある。
 (JN) 全面的な受け入れではない。何か工作があろう。河井の広島、イメージを取り戻すためか。何を考えているのか。不可解である。首相にとって主役は被害者ではなく、衆議院選での票の動きが見えるのであろう。闘いはまだ続く。
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*画像は2021年7月24日の朝日新聞より。

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