『伊勢湾台風並み』

伊勢湾台風並み』<2020年9月7日(月)>
 台風10号の来襲に『春秋(200907)』は思う。1959年の10大ニュース第1位は冬至の皇太子のご成婚であった。第2位が伊勢湾台風で、その被害は5,000人以上の死者・行方不明者を記録した。その勢力に台風10号は匹敵するという。ノーベル物理学賞益川敏英氏は名古屋大学の学生として、「犠牲者の衣服や所持品を台帳に記録する作業に汗を流した。災害ボランティアの先駆けだ」。伊勢湾台風をきっかけに災害対策基本法が成立した。「私たちは失敗を重ねながらも最善を尽くし、連携した。そんなニュースが記録に残るよう、支え合いたい」。
 (JN) 台風10号の被害状況の全貌はまだ見えてこない。今回は、とにかく伊勢湾台風並みと、早い避難を伝えてきた。それでも、避難できなかった方が犠牲になっている。残念である。でも、これまでに比して、早めの避難の方が多いため、人の被害は少ないくなるであろう。コロナ禍、災害後処理が大変だ。いま大学に通えない学生たちの災害ボランティアをうまく進められないか。国、地域及び大学等の連携を望みます。
#1959年
#災害ボランティア