『足早な冬の訪れが恨めしい』

『足早な冬の訪れが恨めしい』<2019年11月21日(木)>
 台風19号千曲川の氾濫被害を受けた地域に冬が来始めた。『筆洗(191121)』で思う。「幸い、『思いがけない大雪』はまだのようだが、今年の信州の冬の寒さはとりわけ、心の方にしみるかもしれぬ。・・・なお大勢の方が避難所暮らしを強いられている。仮設住宅の建設が急ピッチで進むが、完成は今月末と聞く。足早な冬の訪れが恨めしい。・・・藤村は信州の厳しき冬にも『楽しい』と書いた。『信州名物の炬燵の上には、茶盆だの、漬物鉢だの、煙草盆だの、どうかすると酒の道具まで置かれて、その周囲で炬燵話というやつが始まる』。ぬくもりある休息の冬がかの地に一日でも早く戻り来ることを願う」。
 (JN) 我が田舎も信州である。冬の寒さは厳しい。でも、通常時であれば、その厳しさを迎えることのできる準備が進んでいよう。しかし、仮住まいの方々には、それもままならないであろう。何とか、寒さに体調を崩さぬように、カーペットやストーブ等の暖房器具を準備願いたい。想うに半世紀前までは、まさに炬燵の生活であった。また囲炉裏や土間の窯に火がともり、私たちを温めてくれた。炬燵は起きている時だけでなく、寝る時は炬燵を中心に十字になって寝るのである。そこへ猫もやって来て、一緒に寝る。部屋の中も零下になる中を過ごすためには火は欠かせない。とにかく、暖かにできるようにしてください。
#千曲川流域
#避難所生活
#炬燵

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