『「終わったーっ」と手放しで喜べる日はまだ先』

『「終わったーっ」と手放しで喜べる日はまだ先』<2020年5月26日(火)>
 緊急事態が解けたことに『春秋(200526)』は思う。手塚治虫は戦時体験の「紙の砦」で「8月15日・・・焼け残った家に明かりがともる・・・灯火の制限がなくなったのだ。思わずバンザイをした。『ウワー終わったーっ』。往時の手塚少年ほどの解放感ではないにしろ、昨夜はあちこちで小さな歓呼や深い安堵が聞けたであろう。・・・数多くの人たちの忍耐や思いやりが積み重なって、この日を迎えられたことは少し誇らしくも感じる。だが、ウイルスは生き残るため、悪知恵にたけた戦略家に似た振る舞いをすると聞く。・・・戦いは始まったばかりなのかもしれない。『終わったーっ』と手放しで喜べる日はまだ先、と気を緩めずにいたい」。
 (JN) すっかり自宅生活になれてしまい、これからの生活が通常生活ではないように思われる。というより、もう以前と同じにはできないのであろう。今後、目標を幾つも設け、その度に小さな達成感を得ながら、皆の命(健康)と生活(商品経済)を維持していくのか。変化するウイルスと私たちは終わることのない闘いを繰り返して行くのか。まだ先は見えない。
#手塚治虫の戦時体験
#開放感
#戦いは始まったばかり

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