『凧、コマ、羽根つき、すごろく。消えて久しい・・・』

『凧、コマ、羽根つき、すごろく。消えて久しいかつての正月の遊び』<2019年1月3日(木)>
 「お正月の凧揚げの光景をめっきり見なくなった」と『筆洗』(190103)は語る。「一時は和凧よりはるかに簡単に飛んだ派手な洋凧が幅を利かせていたが、それさえも最近はとんとお目にかからぬ。・・・凧、コマ、羽根つき、すごろく。消えて久しいかつての正月の遊び。福笑いもそうである。・・・「おたふく」もいつのころからか、消えていった・・ふと、福笑いをやってみるかと思い立つが、あきらめる。どんなに愉快な顔ができ上がっても、見てくれるたくさんの家族がいなければ、笑いは起きぬ。おそらく、羽根つき、すごろくが廃れた理由もそこにある」。
 (JN) 和凧の記憶は自分が子供の時代になってしまう。竹を使っての作成、難しかった。作るのもだが、上げるのも大変に苦労したが、高く遠くへ行った。そんな場所もあった。それが息子たちの時代は、洋凧であった。直ぐ上がった記憶があるが、苦労なかったのか、あまり記憶がない。でも、まだ子供が公園にいた。それが、いまでは、子供たちが元気に飛び回る姿になかなかあえない。凧揚げになど、めったに遭遇しな。昨日は、山下公園で2組の凧揚げを見た。海風は凧をグングン上げていた。ここには人が多く出ていたが、静かなる小さな家族であり、そして、群れを成しているのは海外からの人々である。核家族を促進してしまったのは、私たちの世代の罪過であろうか。