『皇国の崩壊後、どのような倫理に従って生きるのか』

『皇国の崩壊後、どのような倫理に従って生きるのか』<2018年2月22日(木)>
 各紙、先日に亡くなった金子兜太さんを想う。『春秋』(1802/22)の筆者は「知覧特攻平和会館」の展示より、「特攻兵のほとんどが大正生まれであることに気づく。大正世代は1912年から26年の生まれ。敗戦の年を19歳から33歳で迎えた。生き残った者は、皇国の崩壊後、どのような倫理に従って生きるのか、を問い続けることになる。『水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る』。非業の死を遂げた戦友が眠る島へと続く白い航跡を魂に刻んだ。自由な社会を希求する句作の原点だ。『合歓(ねむ)の花君と別れてうろつくよ』」。
 (JN) 第2次大戦を背負ってきた大正生まれの方々。その一人、金子兜太さんは、戦争を生き抜き、敗戦、戦後、復興、高度成長、不況、バブル、・・・・。早世した方がのところへ。私は残念ながら俳句の知識がないため、金子さんのことを語れません。ただ、ご苦労様でした。ごゆっくりお休みください、としか言えません。また、金子さんの世代の大正生まれの若者たちを戦場へ送った方々に申したい。次の世界では、大正生まれを大事にしてくださいと。そして、心から詫びよと。これは、現代への戒めに。若者を犠牲にするな。国民は皆で皆を守ろう。除け者を出さない。