『芝園の経験は、日本がこの先直面する問題の解決に・・・』

『芝園の経験は、日本がこの先直面する問題の解決に役立つことだろう』<2018年2月3日(土)>
 漫画「童夢」の舞台である芝園団地が「『多文化共生の先進的事例』として、自治会が国際交流基金地球市民賞を受けた」ことを『春秋』(180203)は伝える。嘗て「高層住宅棟が立ち並ぶさまはある時期まで、日本社会を象徴する風景であった」。そして今、住民の「ほぼ半数は外国人で、そのほとんどが中国人世帯。少数派になりつつある日本人世帯では高齢化が進む」。中国の住民によるトラブルが相次いだが、「共生に向けた団地自治会の取り組みが続いている。芝園の経験は、日本がこの先直面する問題の解決に役立つことだろう」。
 (JN) この私が住む日本列島は生活がしやすいのであろうか。海外から人々が集まり生活をしようとしたいような場所なのか。地理的に世界の東端にあり、人類の行きついた場所の一つであろうか。それが長い間、民族の交流がないまま島国の中で小さく暮らしていた。隣の中国という大きな人口を抱えていた国も閉じていたが、人工と資本の拡大により、それらが日本に流れ込んできた。これが正常な世界なのであろう。そして、摩擦、軋轢、不和、反目・・・・。ここに偏った考えを導入しての敵づくりも生じる。理解し合うには時間を要する。一般庶民は、国家間がどうであろうと、反目し合う必要性はない。米国では国境の壁をつくるという輩がいるが、私たちは心の壁を作らないようにしたい。