『「ポスト・トゥルース(真実後)」が、オックスフォード・・・』

<2016年12月31日(土)>
『「ポスト・トゥルース(真実後)」が、オックスフォード英語辞典が選ぶ「今年の単語」になった』
 「『まさかの現実』に見舞われた2016年であった」と「天声人語」(161231)は、今年を振り返る。「少し考えればウソと分かりそうな偽ニュースが出回った。事実や真実が重視されない時代を意味する『ポスト・トゥルース(真実後)』が、オックスフォード英語辞典が選ぶ『今年の単語』になった。まさかが生まれる理由を放置すれば、まさかは世界でさらに広がるかもしれない。先が見通せない時代である。来年はむしろ、心が弾むような「まさか」が起きるのを期待したいものだ。」
 「まさか」は本当に「まさか」なのであろうか。やはり、そこにはコントロールがされているのではないか。大衆は、自分の意志を持たず情報に踊らされる。その情報が真実でなかろうと、希望する情報に靡いていくのである。それは、他人よりも自分である。生きることに精一杯の自分たちには、きれいごとは無用の長物である。そして、その心は猫の目のごとくである。保守的で今を維持したいのかと思えば、今を変えたいと動き出す。でも、それには理由があるのだが、その時はわからない。何かの力に流されていく。それは、暗黒面のフォースではないはずだ。そのフォースはなんであろうか。「まさか」と「後悔」は続くであろう。(JN)