『本物に間違いございません』

『本物に間違いございません』<2017年5月26日(金)>
 文部科学省の前事務次官前川喜平氏の記者会見に「春秋」(170526)は思う。「奇妙なことに数日前から、前次官が東京・新宿の風俗関連の店に出入りしている、との情報が流れた。昨秋、首相官邸の幹部に呼ばれ注意されたと。まさか、平清盛が都に放ったという『かむろ』のごとき密偵が、東京の盛り場をうろついているわけでもあるまい。首相や周辺は学部新設の件で『指示』を否定する。折しも首相や側近の身はG7サミットでイタリア・シチリア島にある。ローマにも赴き、彫刻『真実の口』で潔白を証明してはいかがか」と。
 (JN) 現在の政権は力尽くで行政を動かしているのか。前事務次官が、官邸が「ない」と言っていることを「あります」というのは、よほどのことである。持ちつ持たれつの関係が裏切られれば、その仕返しはあろう。森友でも、裏切られたと思い、新事実が出てきた。文科省の現役の方々は、わが身の保身大事で「ないものはない」のであろうか。その保身がもしあれば、それは国民への裏切りである。いずれにしても、私たちは憲法の守られていない。法の下における機会の平等をこの政権は奪ってはいないか。それをさらに都合のいい憲法にしていこうとしているんであろうか。