『二度と飢えた子どもの顔は見たくない』

『二度と飢えた子どもの顔は見たくない』
 「亡くなった野坂昭如さんが語り続けてきた。戦争が終わっても食料は乏しく、迫る冬に人々はおびえた。東京の日比谷公園では「餓死対策国民大会」が開かれた。『二度と飢えた子どもの顔は見たくない』。それは遠い昔のことと思っていたが、貧困にあえぐ30歳の母親はよく、ご飯にサラダ油としょうゆだけの『食事』を2人の娘に食べさせたという」。「天声人語(朝日/2015/12/23)」は「『赤ん坊にミルク』を『次世代に支援』、しっかり食べてしっかり学んでもらう。野坂さんも願っているだろう」と思う。
 私たちの世界、心、視野、支援・・・・・、精一杯に生きているほど狭く小さ。どうにもならなく、世界では5秒に1人の割合で飢えに関する病で子どが亡くなっているという。一方では、大量の食糧が廃棄されているというのに、悲しく遣る瀬無い。子どもはみんなの宝である。どこの誰の子供であろうと、私たちは養っていかねばならない。明日、サンタクロースが来なくて良い、ケーキが食べられなくても、毎日のミルクがある生活を準備したい。まずは大人たち、無用の闘いのために資源を無駄に使うな。大砲よりミルク。虚偽に資本投資より、育英に投資を。(JN)