『中国で愛人(アイレン)とは妻、韓国で愛人(エイン)とは恋人』

『中国で愛人(アイレン)とは妻、韓国で愛人(エイン)とは恋人』
 いよいよ久しぶりの日中韓の首脳会談、東京新聞「筆洗」(2015年10月31日)は、1955年の周恩来首相の提案(日中共通の略字をつくる試み)を蹴った「岸信介氏の孫である安倍首相はあす、中韓の首脳と会談に臨む。剣呑(けんのん)さもはらむ三カ国政府の間柄ではあるが、とりあえず「友好」という言葉自体、日中韓共通の文化遺産である」と述べる。
 この三国の歴史は、仲良くできない歴史である。また、日中に挟まれた朝鮮半島は、強国の力に圧力かけられ、傀儡政権が維持され、又占領されたり、中国は特に憎き国であろう。近代は日本の横暴に遭い、その傷跡はまだ消えていない。私たちは何時まで敵討ちを続けねばならないのか。この三国の代表者の能力とバランスが、現在、そして未来に亘りどうなって行くのか。今のままでは愛人関係は難しい、三国の関係であろう。まずは岸首相が蹴った共通略字でも考えることができないであろうか。(JN)