本屋さんはどんな姿になって行くのか

本屋さんはどんな姿になって行くのか
 本屋さん、デジタル化が進む中での新たな試みを日経(「春秋」2015/5/24付)は、紹介している。「今月、東京の銀座に『一冊の本しか売らない本屋さん』が開業した。東京都が歴史的建造物に指定したという昭和4年完成の古ビルの中。扱う本は1週間から2週間で入れ替えていく。作家本人や編集者が店にいることも多い。朗読会なども開く。『一冊の本を通じ読者と作り手が出会ったり、本の向こうに広がる世界に触れたり。そういう場にしたい』と店主の森岡督行さんは語る。やはり今月、東京の郊外に「蔦屋家電」という大型店が登場した。看板は家電店だが店内の通路にはずらりと本棚が並んでいる。本を手掛かりに生活の楽しさを見つけてほしい。そんなメッセージが伝わる。インターネットによる通信販売や電子書籍に押され、街から本屋さんが消えていく。そんな流れにあらがうかのように、本屋さんからの反撃がさまざまな形で始まったともいえる。一冊の本が持つ手触りと、そこに込められた思い。本が並ぶ空間に身を置く刺激。そうした味わいを、デジタル世代も知ってくれたらと思う。」
 本屋さんに行くのは楽しい。大型書店も行くが、いくつかの街の小さな本屋さんにも行く。それぞれに特徴があり、発見がある。しかし、今では、本屋さんに行く時間は変わらないが、本の購入するのはすっかり電子書籍や通販になてしまった。こんな客がいるから、本屋さんが街から消えて行くのであろうか。こんな者を呼び戻すのか、新たな市場開拓か、挑戦する本屋さんに期待する。何やらアルコール販売では、規制を取り入れたりしての保護があったりするが、資本主義の世の中、商売は保護より自由活動だ。無いところにしがみつくより、新たな世界を見つけ出すことに発展はありそうだ。