福島県のがれき処理、来春完了は困難 環境省

(日経2013/05/07 11:20) 環境省は7日、東日本大震災で発生した福島県のがれきの処理について、当初予定していた来年3月末までの完了は難しいとの見通しを明らかにした。福島県の処理が遅れているのは、東京電力福島第1原発事故の影響で進まないためだ。一方、岩手、宮城両県のがれきについては、県内での処理に加え、17都府県が広域処理(計67万トン)の受け入れを表明したことで、目標通り処理が終了する見通し。震災によるがれきの推計量(津波堆積物を含む)は岩手、宮城、福島の3県で計2590万トンに達する。3月末現在のがれきの処理状況は岩手県49%、宮城県65%、福島県40%。
(JN) やっと、がれき処理について、岩手県宮城県はめどがついたようである。もっと早く他の都道府県の受け入れが定まらなかったのか。いつ同じことが自分たちにも降りかかるかわからない日本であるから、お互いにもっと協力的、いや積極的にすべきであろう。公共施設をつくる時には強制執行するが、こういう時はその力を発揮できず、やけに民主的である。福島県がれき処理については、大変難しいが、早く明確な方向を国が示し、執行することを願う。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG07005_X00C13A5MM0000/?dg=1